人生って不思議

抗がん剤FEC100  4クール5日目、放射線治療終了後107日目

 抗がん剤は正常な細胞にもダメージを与えるために、副作用が現れるのは当然のことで、この副作用との闘いも、あと一息だとは十分に承知していながらも、今日は朝の目覚めから、夕食後まで、一日まさに眠り姫(-_-)zzz 
 自分でも呆れるほど一日中寝て過ごしました。

 タキソテールからFEC100まで、腕一本で合計8クール頑張ってくれた、健側の右腕の血管炎がここ数日痛み、ずっとケアを続けている術側の左側の腕は、既に真っ直ぐに伸ばすのに何不自由なく使えるようになっていますが、今は、右側の腕を伸ばしたり、握られたりするのが辛く、これから毎朝続く採血も看護師さん泣かせです。

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 そして、
「悲しいお知らせです。今日の白血球は1700なのでお注射打たせてね。」
と、結果が出て、看護師さんに、すぐにノイトロジンを打って頂きました。
 
 朝の回診で、
「血管の炎症が辛いですね。湿布を看護師さんにしてもらいましょうね。今日はだるいですか?最後ですからね。頑張りましょうね。」
と、S先生にも励まされ、アクリノール液?の冷たい黄色い、色が染まると落ちない湿布を捲いて頂き、無意識の中で昼食を食べ、さらに無意識のまま夕食の時間を迎え、夕食後も、ぼんやりしていました。

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 そんな状態の今日の私に、思い掛けない懐かしい先生がお見舞いに来て下さいました。

 娘が小さい頃にピアノを教えて頂いていた先生で、ピアノをやめた後も、コーラスグループで一緒に唄ったり、確定申告が終わった春休み、私が初めて父に、当時小2になった娘を預けて、母と二人でイタリア旅行へ二週間ほど出かけた間に、途中から先生のお宅に住みついてしまい、春休みの学童保育へ先生のお宅から通ったり…など、昔からお世話になってばかりの先生で、いつもお忙しく周囲の方々のために飛び歩いているような先生です。
 今日一日、誰ともお喋りもせず、ひたすら病人をしていた一日が嘘みたいに、不思議と元気が出てきました。ベッキーの言葉の通り、今日もそんな幸せな時間を過ごせました。

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お見舞いに頂いた、ピンクのパラやトルコ桔梗、大好きなビバーナムなどの優しいお花のアレンジメントです。

人生って不思議ですね。
本当に不思議。

苦しいとき、つらいとき、悲しいとき…
必ずと言っていい程、
誰かが背中を押してくれる。
手を差しのべてくれる。
不思議。そしてありがたいです。

by toco_tax | 2009-05-23 22:43 | 化学療法② | Comments(2)
Commented by Oddy at 2009-05-24 05:44 x
思い出の尽きない素敵な方なんでしょうね。うらやましい。
ある営業の講師とお話ししているときに、「今の人たちは文学作品を読む量が足りない。こまかい情緒の表現のない殺伐とした作品ばかりを読むから他人の痛みをわかってやれない。」と言われました。
大変でしょうが、貴重な体験を重ねられていますね。
Commented by toco_tax at 2009-05-24 19:58
いつも素敵なコメントをありがとうございます。
無駄な出会いや経験なんてなくて、私にとってそれが必然な出会いや経験なんだと思います。大切な出会いや経験を、一つずつ大切に生きていきたいと思うようになりました。
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