「納税者主人公の権利憲章を求める」シンポジウム


 いよいよ今日から、所得税確定申告の受付が始まりました。
 2月は12月決算法人の申告月でもあり、このところ連日遅くまでの残業や勉強会などが続いています。

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 午後から、衆院第一議員会館・大会議室で、納税者、税制専門家、労働組合、市民団体が集まり、国民のための実効ある「納税者権利憲章」はどうあるべきかを考え、その制定を求めるシンポジウムが開かれました。

 
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 シンポジウムの報告者の一人が父…ということで、娘と一緒にシンポジウムに参加しました。

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 全国から50を超える団体、300名を超える参加者で、会場の衆議院第一議員会館の大会議室は、空席が無いほどの熱気に包まれていました。納税者権利憲章の制定は税務行政の便宜のためであってはならない…という、各方面からの報告、訴えなど、中身の濃いシンポジウムとなりました。

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 国税通則法の歴史的な背景、国税不服審判所創設を含む通則法の「改正」、一般消費税の失敗と税理士法「改正」、申告納税制度の「見直し」、消費税の導入に伴う記帳義務の強化、という流れの中で「納税環境の整備」~徴税権限強化規定の創設といえる上程された今回の法案の中味を、知れば知るほど、この改悪に反対していかなければいけないと思います。



 事務所に戻ってから、早くケリをつけたい法人の決算の目途をつけ、ようやく決着した修正申告書の送信、還付申告書の送信(電子申告後、3週間程度で還付とのこと。)を数件済ませて、確定申告開始の長い一日目が終わりました。
by toco_tax | 2011-02-16 23:58 | 日々のこと
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