東京税経新人会東部ブロック7月例会


 7月の例会は、東部ブロックのメンバーである保泉会員が率いる、加賀全国研究集会(9月9~10日)で分科会を担当する東京会の若手ホープの参加で、「国税通則法の改正に伴う考察~改正に対する考察と今後の対応~」プレ発表会第一弾として報告して頂きました。


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「国税通則法制定から現在までのあゆみ」
「平成23年度税制改正大綱の問題点と意見の対比」
「今回の改正を通しての私の5つの疑問」
「国税通則法制定後の対応」

と4人の報告は、どれも研究の苦労と、熱い思いが伝わってくる大作でした。

 チームの原稿が出揃ったのが、例会当日だったということで、各章の標題を含めてまだ荒削りな部分もあり、全体を通した基本理念や組み立て方について、参加メンバーから忌憚ない意見、感想、アドバイスが飛び交いました。税経新報への掲載、本番に向けて更にバージョンアップした内容で報告されるものと期待しています。

 税経新報No.586 2011/2月号、「納税者権利憲章と国税通則法 - 憲章制定は税務行政の便宜のためであってはならない -」 で国税通則法の歴史的背景など、父の論文が掲載されています。

 6月22日「現下の厳しい経済状況及び雇用情勢に対応して税制の整備を図るための所得税法等の一部を改正する法律」、「同地方税法等の一部を改正する法律」が、参議院本会議で賛成多数により可決・成立し、平成23年度(2011年度)税制改正法案が、分割され一部が成立しました。

 法人税率の引下げ、相続税率の引上げなどの税制抜本改革の一環をなす改正項目については、「経済社会の構造の変化に対応した税制の構築を図るための所得税法等の一部を改正する法律案」として、引き続き、国会において審議されることとなっていて、予断を許さない状況です。

 加賀全国研究集会には、たくさんの会員税理士にご参加頂き、さらに議論を深めて頂きたいと思います。
by toco_tax | 2011-07-21 23:37 | 仕事のこと
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