カテゴリ:発見~検査~入院まで( 19 )
入院のお買い物
 入院まで少し時間的な余裕があったので、少しずつ入院に必要な日用品などを揃える。旅行に行く時は、たとえ1泊でも、「何かあったときに困らないように」取りあえず必要そうな思い付く限りのモノをバックに詰め込んでしまう性格なので、10日間ほどの入院とはいえ、準備には余念がない。

 洗面器やコップ、歯磨きグッズなど、Francfrancには、可愛い物がたくさん並んでいる。何かウキウキしながら選んでいたら、娘に、
「旅行に行くわけじゃないんだからね。」
と、たしなめられる。でも、どうせなら、気分が楽しくなるようなグッズに囲まれての入院生活の方が楽しいじゃない♪(*^_^*)





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by toco_tax | 2008-11-23 21:54 | 発見~検査~入院まで | Comments(2)
診断-告知
 約束の12時少し前、父と二人で病院へ。待合室はまだ患者さんでごった返している。そんな中、すぐに診察室へ通された。

 紙に図示しながら、説明が始まった。

 「先週の土曜日にした検査は「針生検」という検査で、その結果がこれなんですが、 
 malignancy  診断名は 乳癌(硬癌)です。」

 昨日、電話で結果は確認していたので、冷静に受け止めていた。

 「治療を始めなければいけないので、まず今から遅くても一か月以内に手術が必要です。」

 と、説明が続いた。

 ①針生検で存在診断をしたが、質的診断は手術後の病理検査によりこれから診断していく。

 ②手術方法には、乳房全体を外科的に取り除く「乳房切除術(全摘出)」と、しこりを含む乳腺の一部を切除する「乳房温存手術」に分けられ、センチネルリンパ節生検によって腋窩リンパ節を郭清(手術で取り除く)する。

 ③手術で局所のがん細胞を完全に取り除いたと思われても、目に見えない微細ながん細胞が全身に拡がっている可能性があり、乳がん治療の成功度は、手術の大きさやリンパ節の郭清度だけによるのではなく、手術の時に全身への転移が起きているかどうかで決まるので、手術で必要以上に大きく切除する必要はなく、それぞれの患者さんに応じた手術を行い、ごく微細ながん細胞が全身へ転移している可能性がある場合には、その程度を予測しながら、局所的な治療(手術±放射線照射)と全身的な治療(化学療法やホルモン療法)を加えて、乳がんを根絶させようという考え方が一般的になっている。

 ④ こうした考えに基づき、しこりが比較的小さく、がん細胞の局所への拡がりが少ない患者さんに対しては乳房を温存し、放射線照射や全身的な治療を組み合わせる治療法が広く行われるようになっている。

 ⑤女性なので、乳頭を残す乳房温存術の方が、精神的なダメージが小さく、美容的にも綺麗な手術痕である。ただし、この方法によった場合には放射線治療(月曜から金曜まで週5日間を5週間)は必ず受けなければならない。

 ⑥永久病理検査の結果、リンパ節への転移があれば、全身に侵入して転移する可能性があるので、化学療法(6か月)を実施する。

 ⑦さらに、再発を抑制するために転移の有無にかかわらず、ホルモン療法(1か月に1回注射を2年間、経口投与を5年間)を実施する。
 

といった内容の説明をうけた。

 「一生付き合っていかなければいけない病気なんですね。」

 「そうです。でも、治療すれば必ず治る病気ですから。」
 そして、
 「今直ぐに、決められないと思うので、手術方法と手術をどこでするのかを決めて、遅くとも連休明けには決めて、スケジュールを決めないとならないので連絡をお待ちしています。」
 と告げられた。

 手術は、この病院でももちろん出来るが、希望があれば大学病院や他の病院を紹介することも出来るし、あるいは、大学病院の専門医を招いてこの病院で、大学病院と同じ環境にして手術することも出来るとのお話もして頂いた。

 

 以上の内容について絵や図などを描いたペーパーには、
 「以上につき、主治医から説明を受けました。」 と記載されていて、これに私と主治医のサインをして渡された。


 父と私は、実家に寄り、母に報告して、三人の意見が一致した。

 主治医の腕と人格を信頼していること、顧問先の病院できめ細かな対応をして頂けること、何より、主治医の院長を信頼できるということが決め手となった。一生付き合っていかなければならない病気だからこそ、信頼できる医師の下で闘っていこうと思えた。
 事務所に戻って、父が直ぐに病院へその旨を連絡すると、主治医の院長が、

 「大学病院から乳腺科の専門医を呼んで、万全の態勢で臨みますから。」

 と、おっしゃってくれた。








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by toco_tax | 2008-11-20 22:07 | 発見~検査~入院まで | Comments(0)
帰京~電話が…
 雨が雪に変わり、ホテルからスタッフと共にタクシーで青森空港へ。車中、お母様が20年ほど前に乳癌を患いながら今はすっかり元気でピンピンしているから大丈夫ですよ、とN部長に励まされ、すっかり雪景色となった青森空港へ到着した。

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 羽田に着くと心配していた天気も晴天でホッとする。むしろコートが暑過ぎるくらいだった。
 電車を乗り継ぐより、空港で少し待っても、リムジンバスで移動する方が楽なので、30分ほどバスの出発時刻まで待つことにした。
 事務所に連絡をしたが、まだ院長からの連絡はない模様。いつもは昼食時に自宅に帰るはずの父が、事務所に電話をすると直ぐに出たので、父も心配をしながら院長からの連絡を待っていてくれているのかと心の中で感謝。

 リムジンバスの降車駅まで事務所の職員に迎えに来てもらい、事務所へ到着。

 それからは、電話が鳴るたびにドキドキするのが自分でもわかるくらいだった。

 午後4時過ぎだったろうか。院長からの電話だ。

「今、検査の結果が届いたのですが、どうしましょう。電話でお話するのは…ちょっと。。。明日、外来にいらっしゃいますか。」

「はい。お伺いしますが、結果だけでも教えていただけませんか。」

「やはり、悪性でしたね。乳がんです。治療も始めなければいけませんので、明日詳しい説明をします。」

 ということで、翌日の外来で、ゆっくり話のできるようお昼頃の時間を約束して電話を切った。

 このとき、不思議と、客観的な自分がいて、諦めとか絶望とか、そんな言葉とは縁がなかった。それより、もし、明日から直ぐにでも入院となるような事態だと大変、と取り急ぎ身の回りの整理と、入院に最低限必要な日用品などの準備をしなくては、と定時に自宅へ戻った。

 明日、先生から説明を聞いた時、専門的な話をお聞きしても意味がわからなくては質問のしようがないかということもあり、ネットで乳がんについての基本的な知識、手術や治療法などのサイトをしばし検索した。

 我が家のことは、娘はともかくとして、入院となれば、二人の猫たちのことが心配だった。

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by toco_tax | 2008-11-19 23:32 | 発見~検査~入院まで | Comments(0)
青森でのセミナー
 今日のセミナーは一か月ぶりだったので、準備をして就寝したのは1時頃だっただろうか。朝が弱いので、いつもならギリギリまで寝ているところだが、今朝は私にしては、かなり早めに起きてバスタブにゆっくり浸かった。セミナーの第一部の講師を務めるもう一人の税理士に連絡をとると、既に朝食を終えて珈琲を飲んでいるところだった。一人で高層階にある洋食レストランへ。

 陸奥湾と津軽海峡を一望できる席でゆったりと朝食。下北半島の横にはかすかに虹がかかっていた。晩秋の穏やかな景色だ。

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 10時半過ぎ、リハーサル等打ち合わせのため会場へ。スタッフと合流して、しばしプレゼンテーションの練習をさせて頂く。打ち合わせを終え、なんとなく検査の後疼いている胸が気になり、「実は土曜に、しこりを発見して検査をしてきたので、帰る頃には結果がわかるんですよ。」と、ついぼやいてしまう。

 無事にセミナーも終了して、後片付けが終わるのを待って、ロビーへ集まり、青森営業所のスタッフが待つ地元の名店へ。美味しいお酒と新鮮なお刺身、郷土料理などを頂きながら楽しい慰労会を過ごした。

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by toco_tax | 2008-11-18 23:59 | 発見~検査~入院まで | Comments(0)
青森へ出張

 いつも通り、朝から17時まで仕事をして、羽田まで車で送ってもらうことにする。父が冗談交じりに
「もし、癌だったらどこで手術をしてもらうんだ?」と言う。
「さぁねぇ。調べて調べまくって、一番確かな先生を探すとか、間違いないドクターを探すかなぁ。。」
「癌だとしたら、何したいですか?」
と、事務所で一番長く勤務している職員が聞くので、
「仕事なんて止めて海外旅行にでも行くよ。」
と答える。癌だなんてことになったら、まともに受け入れられないだろうし、寿命だって限られてくるのだろうから、やりたいことをやって、好きなように生きるんだ!と、このときの正直な気持ちだった。
 
 気力があれば羽田まで自分で運転をしていき、帰りもバスの時間など気にせず、すぐに帰ってこられるけどなぁ、と思いながらも、まだ納車から一か月もたっていない新車だったこともあって、羽田まで送ってもらい、食事をして職員と別れ搭乗口へ。

 青森のホテルに到着するのは10時を過ぎる。9月の鹿児島では前泊してスタッフと共に郷土料理を美味しく頂きながらお酒もかなり飲んだけれど、到着時刻も遅いし、仕事を一日した後だったので、先発のスタッフとは合流せずにホテルの部屋へ。
by toco_tax | 2008-11-17 23:50 | 発見~検査~入院まで | Comments(0)
検査翌日のゴルフ

 寒い朝で天気もパッとしない。5時半に待ち合わせ場所に行くと既にAご夫妻が待っていて、Eさんを待つことに。Eさんに電話したところ、まだ寝ていた。
「先に行ってください。追いかけるから。」
と言ったけれどAパパさんが
「待っているから早くおいで。」
と待つことに。車の外で、寒い中、立ち話をしながら約40分。ようやくEさんが来て出発。長時間寒い中で立っていたので腰が少し痛かった。
 雨が降ったりやんだりの生憎の天候の中、一昨日まで全く感じたことのない乳房が疼くような軽い痛みを何度か感じながら、お天気同様、スコアも冴えないままラウンド終了。ラウンド中、昨日の検査のことを話しながら、少しずつ心配になってくる。
by toco_tax | 2008-11-16 22:36 | 発見~検査~入院まで | Comments(0)
触診、エコー、針生検
 約束の午前11時にK病院へ。上半身の衣類等を脱いで診察室のベットに横になる。

 まず触診からだった。
「これですね?」
と、しこりのある辺りを確認しながら左も同様に確認すると、やはり
「エコーで確認してみましょう。」
と、すぐにエコーで確認しながら、
「針を刺させてもらってもいいですか。」
と、検査をすることになった。

 機械との位置関係で頭の向きを変えて、再びバンザイをして横になる。超音波画像で見ながら
「少しチクッとしますね。」
と針を刺される。この検査のためドクターが看護師に準備するように言っていた検査器具名は、あやふやな記憶によれば「バイオプシーニードル」と、何度か看護師に指示をしていたように思うが確かではない。私は、注射針のような細いモノだろうと思っていたが、実際に刺された痛みは注射針などという生やさしい痛みではなかった。
「パチンという音がしますよ」
と言われたとおり、久々の激痛と共にパチンとえぐり取られるような痛みを感じた。
「痛いですね。ごめんなさいね。」
と言われながら2か所同じことを繰り返した。いつまで続くのかと思ったら
「これで終わりですからね。」
と、検査は終了した。
 
 検査が終わって、超音波検査の画像を見せてくれながら
「乳腺は通常、このように白く流れていますが、しこりのある部分が黒くクローバーのように影になっているんですね。」
と説明してくれた。
 「検査で傷がついていないかレントゲンを撮らせてください。」
と、胸の写真を撮りに行き、画像をもらって再び診察室へ。先生が画像を確認しながら
「綺麗ですね。問題ないです。」
とおっしゃったので少しホッとしつつ、
「検査は急いでやらせるように出しましたが、土日が入ってしまうので、木曜の外来には間に合うと思いますが、結果が分かり次第お電話しましょうか。」
とのお話に、ドキッとした。
 月曜~水曜まで、青森へ出張の予定が入っていたので
「水曜の昼過ぎには戻りますが、留守の場合は父が事務所におりますので父に伝えてください。」
とお願いした。

 翌日はゴルフの約束が決まっていたので先生に
「明日はゴルフの予定が入っているのですがゴルフをやっても大丈夫でしょうか?」
とお聞きすると、
「この検査とゴルフは全く関係ないので大丈夫ですよ。」
と笑いながら答えていたので安心でもあった。
「今日は針を刺したのでお風呂は控えてください。そこが内出血したりすることはあるかもしれないですからね。」
と言われてこの日の診察は終わった。

 後からネットで調べたところ、通常は針生検をする場合、局所麻酔をするらしいことが分かったが、麻酔をするとターゲットが確認しにくくなることもあるようだ。

 また、採取した標本は透明な液体の小さな容器に入れられていた。この透明な液体はホルマリンなのだろう。あのパチンという音がファイアで標本を採取した瞬間であったようだ。

 ちょうど一週間前から、同じマンションの友達夫妻が通っているゴルフスクールに通い始め、この日はどうしようかと迷ったが、悩んでみたところで結果が変わるわけではないし、と事前に
「病院へ行くので約束の時間に遅れてしまうと申し訳ないので先に行ってね。」
と伝えてあったので、一人でゴルフ練習場へ向かった。この日はなんとなく、クラブを振り回しながら、検査の痕が気になり友達には
「実は今日、しこりを発見してエコーと細胞を取る検査をやったんだぁ。」
と報告した。定期健診の話になり、今年は確実に受診していないこと、もしかすると、昨年も受診しそびれてしまっていたことが気になった。






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by toco_tax | 2008-11-15 22:55 | 発見~検査~入院まで | Comments(0)
診察の予約
 事務所で何となく、乳房のしこりの話を冗談まじりに話したところ、父がすぐに顧問先のK病院の事務長に電話で相談し、翌日の土曜が院長の予約のみの診察日なので、院長に診て頂くのが確かなので11時に来てくださいということになった。





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by toco_tax | 2008-11-14 21:26 | 発見~検査~入院まで | Comments(0)
偶然に…
 Yahooのトップページで目にとまった本田美奈子「病床でのアカペラ」を収録したCDの発売…といったようなバナー広告、そして10月のピンクリボンキャンペーン以来、Yahooのトップページをピンクにしていたこともあって、「乳がんの早期発見かぁ…」と、ふと自分の乳房を触ってみた。左側の乳房の左側。違和感を感じて右側も触ってみた。すると、感触が全然違った。

 折しも、2ヵ月前の9月から数年ぶりにスポーツジムに通い始め、ストレッチや有酸素運動、筋トレなどを始めたところだったので、「きっと筋肉がついたんだ。」と思ったりしてみたが、娘にも触ってもらったら「早くちゃんと検査した方がいいよ。」と言われた。







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by toco_tax | 2008-11-13 20:18 | 発見~検査~入院まで | Comments(0)