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手術終了~長い夜
 手術室からリカバリールームへ移動。

 主治医が、 「○○さん、わかりますか?」と呼んでくれて覚醒する。
 「痛みますか?」
 「はい。」
 「それでは、鎮痛剤を使いましょうね。」

 と、直ぐに鎮痛剤の点滴を始めてくれた。痛みも治まり、眠くなっていく。
 父と母も付き添ってくれていたようで、「また明日来るね。」と引き上げていった。

 手術に要した時間:1時間23分 
 出血量:5cc

 だったとのこと。

 心電図、血圧計、酸素濃度系、酸素マスク、点滴、尿のチューブを付けられ、リンパ節を郭清したのでドレーンからリンパ液が排出されている。身体は抑制されている。

 手術が終わったのが午後3時頃だったので、覚醒した後、午後10時半頃まで7時間ほど眠ったのだろうか。

 目が覚めると、抑制されているため、腰と足首が痛み、喉がカラカラで口元が乾燥している。全身麻酔の挿管で、喉が痛んでいるらしい。痰が切れず、看護師さんに何度か吸引してもらう。
 長い長い夜だった。空気は乾燥しているし、入院する前日から不運なことに風邪っぽく、元々喉は丈夫ではない方なので、とても辛い。一時間ごとに検温。血圧計も引っ切り無しに自動的に測定をして、モニターに映されている。
 自分がどういう状態になっているのか、全く把握できていないので、右腕も左腕も、このまま動かなくなってしまうのかしら、と思うほど、動かすことができない。
 
 私の後に手術をした方が、1つベットを隔てて、時々看護師さんに「今、何時かしら?」と、やはり腰を痛がったり、口元が乾燥する、と話している。時間を確認する度に、あぁ、まだ朝まで5時間もある、あと4時間、あと3時間…と、起床時刻までが、本当に待ち遠しかった。

 ようやく6:00a.m. 起床時間だ。周囲の動きも活発になっていく。
 回診が待ち遠しく、すでにいっぱいいっぱいの状態。喉こカラカラ。腕も固まったまま、自分で動かすことができるのか、恐怖心でいっぱいだった。

 リカバリールームには時計がなかったので、時間の感覚が全く分からなかったが、8:00過ぎだったのだろうか。主治医の回診で、全ての機械が取り外され、腕も持ち上げられて、上がることが確認できてホッとした。

 「水を飲んでもいいですよ。」 と、許可が出る。看護師さんがコップに水を入れて持ってきてくれた。一口飲んで、一度コップを返してしまったら、手の届かない場所にコップが置かれてしまった。お昼は五分粥との指示が出た。

 「手術室に入ったのは覚えてますか?」
 「はい。」
 「いつ眠くなったのかは覚えてる?」
 「手術台に乗ったところまでです。」
 「手術室から戻ってきたことは覚えている?」
 「はい。先生が呼んでくれました。」

 など聞かれ、手術した胸の傷を確認すると、
 「出血もしていなくて、綺麗ですね。」
 「午前中には歩いてお部屋の方へ戻りますからね。」
 と言われて、尿の管も切断して、膀胱に尿が溜まるのを待つことに。
 そんな時に限って、尿意が現れない。

 ベットを起こして、体位が変わったので、腰も楽になった。

 10:30過ぎに看護師さんに付き添われ、部屋に戻ることに。途中、トイレに寄って尿管を外してもらう。ホッと一息。

 リカバリールームにいる間に、
 「○○先生に、お花が届いたのでお部屋に届けておきました。」
と、会計受付の方が伝えに来てくださったり、本部の経理担当の方がお見舞いに来てくださったりと、日頃お世話になっている顧問先ならではの待遇に感謝
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 自室に戻り、昨夜の長い長い悪夢!から解放され、手術着から通常の入院着に着替える。



c0196754_15101087.jpg 高校時代からの友人二人からの素敵なお花が届いていた。なんて優しい素敵なアレンジメントだろう。
 親しい税理士の奥様が、入院している病棟に勤務されていて、この方が色々と気遣って下さり、届いたお花を開梱して枕元に飾ってくださった。










 
by toco_tax | 2008-12-11 22:26 | 手術~外出許可 | Comments(0)
手術

 10日1:30a.m. 下剤が効いてきたのか、お腹が痛くて目が覚めた。トイレへ起きる。たくさんの軟便。

 2:30a.m. お腹が断続的に痛くて、トイレへ起きる。少しの軟便。

 3:30a.m. やはりお腹が痛んでトイレへ。少しの軟便。

 6:05a.m. 起床。ヘルパーさんが蒸しタオル2本を持ってきてくれる。清拭用なのだろう。

 7:00a.m. 看護師さんがやってきて、トイレで浣腸。少し我慢するが、すぐに出してしまう。トイレで、なんだか軽い貧血状態になったのだろうか。目の前が真っ白になって、耳が遠退き、急に耐えられなくなって、呼び出しボタンを押す。「気持ち悪い。」と、トレーを持ってきてもらう。吐き気をもよおしたが、何も出ない。

 9:00a.m. 本部の経理でいつもお世話になっている方がお見舞いに来てくださる。

 10:30a.m. 検温、脈拍、酸素量、血圧測定。

 10:40a.m. 今日の手術を執刀してくださる一人、院長が回診。股間近くの動脈から採血。PH濃度などが判るそうだ。「動脈はまだ柔らかいね。若い証拠だね。」との感想。
 院長から手術についてのお話があった。

「センチネルリンパ節を3つほど、まず採取して病理検査に回します。30分ほどで結果は判るけれど、その間に腫瘍を扇型に取り除きます。リンパ節への転移が陰性なら、リンパ節の郭清はしません。センチネルリンパ節の診断は迅速診断なので、永久診断も同時に行って、後日転移が認められれば、再度リンパ節の郭清をすることもあり得ます。迅速診断で陽性なら、同時にリンパ節の郭清も行います。全部で2時間程で終わる手術ですから。手術は、T大学病院から乳腺科の専門医も来て一緒にしますので、心配ないですよ。一緒に頑張りましょうね。」

 13:15p.m. 精神安定剤のような注射をする。

 13:30p.m. ストレッチャーに乗せられ、手術室へ移動する。この時T大学病院のドクターを紹介された。まだ記憶は鮮明。地下の手術室へ移動し、中に大勢のスタッフと主治医がいて、手術台へと移動したところまでで意識は消えた。

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by toco_tax | 2008-12-11 14:59 | 手術~外出許可 | Comments(0)
手術についての詳しい説明
 連休が明けて、主治医からの指示を待っていた。K病院の事務長に確認すると、スケジュールを組んでいるところで、26日に手術についての詳しい説明をするので外来に来てください、との指示を頂いた。

 この日も、父と二人で伺った。

 入院は12月9日(火)、手術は10日(水)午後 
 
と決まった。

手術の流れは以下のようになる。

 
センチネルリンパ節生検
     ↓
  術中迅速病理診断
     |
  ---------
  ↓            ↓
 陽性          陰性
  ↓            ↓    
 リンパ節郭清    腫瘤切除
  +           | 
 腫瘤切除        |
   ↓           ↓
    永久病理診断
       ↓
  ER ・ PgR ・ HER2
       |
  ----------
  ↓              ↓
放射線治療・化学療法  ホルモン療法
       +
     ホルモン療法


手術前の検査として、胃内視鏡+腹部CT、胸部CT (予約により検査)

今日できる検査が、心電図、呼吸機能検査、採血、エイズ検査+感染症検査

さらに、検査の注意事項や入院の手続き等の書類を数枚渡され、説明を受けた。

いよいよ、治療に向けての第一歩を踏み出した、という一日だった。








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by toco_tax | 2008-11-26 23:19 | 発見~検査~入院まで | Comments(0)
診断-告知
 約束の12時少し前、父と二人で病院へ。待合室はまだ患者さんでごった返している。そんな中、すぐに診察室へ通された。

 紙に図示しながら、説明が始まった。

 「先週の土曜日にした検査は「針生検」という検査で、その結果がこれなんですが、 
 malignancy  診断名は 乳癌(硬癌)です。」

 昨日、電話で結果は確認していたので、冷静に受け止めていた。

 「治療を始めなければいけないので、まず今から遅くても一か月以内に手術が必要です。」

 と、説明が続いた。

 ①針生検で存在診断をしたが、質的診断は手術後の病理検査によりこれから診断していく。

 ②手術方法には、乳房全体を外科的に取り除く「乳房切除術(全摘出)」と、しこりを含む乳腺の一部を切除する「乳房温存手術」に分けられ、センチネルリンパ節生検によって腋窩リンパ節を郭清(手術で取り除く)する。

 ③手術で局所のがん細胞を完全に取り除いたと思われても、目に見えない微細ながん細胞が全身に拡がっている可能性があり、乳がん治療の成功度は、手術の大きさやリンパ節の郭清度だけによるのではなく、手術の時に全身への転移が起きているかどうかで決まるので、手術で必要以上に大きく切除する必要はなく、それぞれの患者さんに応じた手術を行い、ごく微細ながん細胞が全身へ転移している可能性がある場合には、その程度を予測しながら、局所的な治療(手術±放射線照射)と全身的な治療(化学療法やホルモン療法)を加えて、乳がんを根絶させようという考え方が一般的になっている。

 ④ こうした考えに基づき、しこりが比較的小さく、がん細胞の局所への拡がりが少ない患者さんに対しては乳房を温存し、放射線照射や全身的な治療を組み合わせる治療法が広く行われるようになっている。

 ⑤女性なので、乳頭を残す乳房温存術の方が、精神的なダメージが小さく、美容的にも綺麗な手術痕である。ただし、この方法によった場合には放射線治療(月曜から金曜まで週5日間を5週間)は必ず受けなければならない。

 ⑥永久病理検査の結果、リンパ節への転移があれば、全身に侵入して転移する可能性があるので、化学療法(6か月)を実施する。

 ⑦さらに、再発を抑制するために転移の有無にかかわらず、ホルモン療法(1か月に1回注射を2年間、経口投与を5年間)を実施する。
 

といった内容の説明をうけた。

 「一生付き合っていかなければいけない病気なんですね。」

 「そうです。でも、治療すれば必ず治る病気ですから。」
 そして、
 「今直ぐに、決められないと思うので、手術方法と手術をどこでするのかを決めて、遅くとも連休明けには決めて、スケジュールを決めないとならないので連絡をお待ちしています。」
 と告げられた。

 手術は、この病院でももちろん出来るが、希望があれば大学病院や他の病院を紹介することも出来るし、あるいは、大学病院の専門医を招いてこの病院で、大学病院と同じ環境にして手術することも出来るとのお話もして頂いた。

 

 以上の内容について絵や図などを描いたペーパーには、
 「以上につき、主治医から説明を受けました。」 と記載されていて、これに私と主治医のサインをして渡された。


 父と私は、実家に寄り、母に報告して、三人の意見が一致した。

 主治医の腕と人格を信頼していること、顧問先の病院できめ細かな対応をして頂けること、何より、主治医の院長を信頼できるということが決め手となった。一生付き合っていかなければならない病気だからこそ、信頼できる医師の下で闘っていこうと思えた。
 事務所に戻って、父が直ぐに病院へその旨を連絡すると、主治医の院長が、

 「大学病院から乳腺科の専門医を呼んで、万全の態勢で臨みますから。」

 と、おっしゃってくれた。








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by toco_tax | 2008-11-20 22:07 | 発見~検査~入院まで | Comments(0)
帰京~電話が…
 雨が雪に変わり、ホテルからスタッフと共にタクシーで青森空港へ。車中、お母様が20年ほど前に乳癌を患いながら今はすっかり元気でピンピンしているから大丈夫ですよ、とN部長に励まされ、すっかり雪景色となった青森空港へ到着した。

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 羽田に着くと心配していた天気も晴天でホッとする。むしろコートが暑過ぎるくらいだった。
 電車を乗り継ぐより、空港で少し待っても、リムジンバスで移動する方が楽なので、30分ほどバスの出発時刻まで待つことにした。
 事務所に連絡をしたが、まだ院長からの連絡はない模様。いつもは昼食時に自宅に帰るはずの父が、事務所に電話をすると直ぐに出たので、父も心配をしながら院長からの連絡を待っていてくれているのかと心の中で感謝。

 リムジンバスの降車駅まで事務所の職員に迎えに来てもらい、事務所へ到着。

 それからは、電話が鳴るたびにドキドキするのが自分でもわかるくらいだった。

 午後4時過ぎだったろうか。院長からの電話だ。

「今、検査の結果が届いたのですが、どうしましょう。電話でお話するのは…ちょっと。。。明日、外来にいらっしゃいますか。」

「はい。お伺いしますが、結果だけでも教えていただけませんか。」

「やはり、悪性でしたね。乳がんです。治療も始めなければいけませんので、明日詳しい説明をします。」

 ということで、翌日の外来で、ゆっくり話のできるようお昼頃の時間を約束して電話を切った。

 このとき、不思議と、客観的な自分がいて、諦めとか絶望とか、そんな言葉とは縁がなかった。それより、もし、明日から直ぐにでも入院となるような事態だと大変、と取り急ぎ身の回りの整理と、入院に最低限必要な日用品などの準備をしなくては、と定時に自宅へ戻った。

 明日、先生から説明を聞いた時、専門的な話をお聞きしても意味がわからなくては質問のしようがないかということもあり、ネットで乳がんについての基本的な知識、手術や治療法などのサイトをしばし検索した。

 我が家のことは、娘はともかくとして、入院となれば、二人の猫たちのことが心配だった。

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by toco_tax | 2008-11-19 23:32 | 発見~検査~入院まで | Comments(0)
触診、エコー、針生検
 約束の午前11時にK病院へ。上半身の衣類等を脱いで診察室のベットに横になる。

 まず触診からだった。
「これですね?」
と、しこりのある辺りを確認しながら左も同様に確認すると、やはり
「エコーで確認してみましょう。」
と、すぐにエコーで確認しながら、
「針を刺させてもらってもいいですか。」
と、検査をすることになった。

 機械との位置関係で頭の向きを変えて、再びバンザイをして横になる。超音波画像で見ながら
「少しチクッとしますね。」
と針を刺される。この検査のためドクターが看護師に準備するように言っていた検査器具名は、あやふやな記憶によれば「バイオプシーニードル」と、何度か看護師に指示をしていたように思うが確かではない。私は、注射針のような細いモノだろうと思っていたが、実際に刺された痛みは注射針などという生やさしい痛みではなかった。
「パチンという音がしますよ」
と言われたとおり、久々の激痛と共にパチンとえぐり取られるような痛みを感じた。
「痛いですね。ごめんなさいね。」
と言われながら2か所同じことを繰り返した。いつまで続くのかと思ったら
「これで終わりですからね。」
と、検査は終了した。
 
 検査が終わって、超音波検査の画像を見せてくれながら
「乳腺は通常、このように白く流れていますが、しこりのある部分が黒くクローバーのように影になっているんですね。」
と説明してくれた。
 「検査で傷がついていないかレントゲンを撮らせてください。」
と、胸の写真を撮りに行き、画像をもらって再び診察室へ。先生が画像を確認しながら
「綺麗ですね。問題ないです。」
とおっしゃったので少しホッとしつつ、
「検査は急いでやらせるように出しましたが、土日が入ってしまうので、木曜の外来には間に合うと思いますが、結果が分かり次第お電話しましょうか。」
とのお話に、ドキッとした。
 月曜~水曜まで、青森へ出張の予定が入っていたので
「水曜の昼過ぎには戻りますが、留守の場合は父が事務所におりますので父に伝えてください。」
とお願いした。

 翌日はゴルフの約束が決まっていたので先生に
「明日はゴルフの予定が入っているのですがゴルフをやっても大丈夫でしょうか?」
とお聞きすると、
「この検査とゴルフは全く関係ないので大丈夫ですよ。」
と笑いながら答えていたので安心でもあった。
「今日は針を刺したのでお風呂は控えてください。そこが内出血したりすることはあるかもしれないですからね。」
と言われてこの日の診察は終わった。

 後からネットで調べたところ、通常は針生検をする場合、局所麻酔をするらしいことが分かったが、麻酔をするとターゲットが確認しにくくなることもあるようだ。

 また、採取した標本は透明な液体の小さな容器に入れられていた。この透明な液体はホルマリンなのだろう。あのパチンという音がファイアで標本を採取した瞬間であったようだ。

 ちょうど一週間前から、同じマンションの友達夫妻が通っているゴルフスクールに通い始め、この日はどうしようかと迷ったが、悩んでみたところで結果が変わるわけではないし、と事前に
「病院へ行くので約束の時間に遅れてしまうと申し訳ないので先に行ってね。」
と伝えてあったので、一人でゴルフ練習場へ向かった。この日はなんとなく、クラブを振り回しながら、検査の痕が気になり友達には
「実は今日、しこりを発見してエコーと細胞を取る検査をやったんだぁ。」
と報告した。定期健診の話になり、今年は確実に受診していないこと、もしかすると、昨年も受診しそびれてしまっていたことが気になった。






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by toco_tax | 2008-11-15 22:55 | 発見~検査~入院まで | Comments(0)
診察の予約
 事務所で何となく、乳房のしこりの話を冗談まじりに話したところ、父がすぐに顧問先のK病院の事務長に電話で相談し、翌日の土曜が院長の予約のみの診察日なので、院長に診て頂くのが確かなので11時に来てくださいということになった。





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by toco_tax | 2008-11-14 21:26 | 発見~検査~入院まで | Comments(0)