抗がん剤投与とCT検査

抗がん剤FEC100 3クール投与日、放射線治療終了後81日目


 看護師さんが約束して下さったとおり、今朝、主治医のS先生が部屋に来て下さって、
「今日の抗がん剤の投与は80%でいきましょう。既にタキソテールを4クール、FEC100も2クールをフルで投与しているので、追加の投与はやりません。ただ、その後のホルモン療法も、個人差はありますけど、かなり副作用が強く出ることが考えられるので、むしろ、そちらを最後まで続けられるかという方が心配です。」
というお話でした。
 もちろん、ホルモン療法も副作用の出方を経過観察しながら、それを抑える薬とセルフケアで、長く付き合っていかなければなりません。告知を受けたときに、
「一生付き合っていかなければいけない病気なんですね。」
とお聞きしたとおり、深刻にならずに、真剣に受け止めていかなければいけない病気なんだと、改めて自覚させられた日でもありました。

 今朝の採血の結果、白血球は2000だったので、点滴の途中でノイトロジンの注射もありました。


 朝の回診のT先生に点滴用の針を刺して頂き、点滴のお薬ができるのを待ちます。幸い、昨夜服用した下剤アローゼンが、タイミング良く効いてくれたので、スッキリと点滴を始めることができました。

抗がん剤投与とCT検査_c0196754_21214660.jpg


 抗がん剤を準備する看護師さんは、ガウンにシャワーキャップ、ゴーグル姿です。

抗がん剤投与とCT検査_c0196754_21214048.jpg


 透明の吐き気止めのデカドロン+ナゼアから赤いファフモルビシンにお薬が変わるとき、目の前の管を落ちていく点滴の色も当然変わっていきます。ちょうど目の前を通っていったときの写真です。退屈なだけなんですが、点滴中は、それなりに気を使うので結構疲れます。

抗がん剤投与とCT検査_c0196754_21215492.jpg


 今日は、時間どおりに点滴を落とすためのポンプを初めて使って、エンドキサンと5‐FUを投与しました。
 途中、昼食の時間にかかってしまい、針の位置が箸を持てる状態ではなかったので、事務所のCさんにお願いして、食べやすい調理パンなどを買ってきてもらい、昼食はそれなりの量を食べることができました。

抗がん剤投与とCT検査_c0196754_2122871.jpg



 抗がん剤の投与は無事終了したのですが、肩凝りからなのか、一昨日頃から頭痛がしていて、今日も点滴中と終わった後、かなり頭痛が酷かったので看護師さんに相談したところ、先生に伝えてくれて、念のため頭部のCTを撮ることになり、しばらくしてCT検査をして頂きました。
 29日からしばらく出張で会えなくなる父も、事務所のCさんに「退屈だから暇だったら来てね。」と伝えてもらったら、寄ってくれました。
 CT検査の結果は、心配するような出血は全く見当たらないので、心配ないとのことでした。先日、くも膜下出血で亡くなったしまちゃんのことが思い出されて辛かったです。

 
 その後、夕食までは全く動けず、大人しく寝ていました。夕食のことを考えるとどんどん暗くなって、結局、今日の夕食は温野菜とパイナップルのデザートと牛乳しか飲むことが出来ず、食事を下げるのもヘルパーさんが下げてくださいました。

 7時を過ぎたころ、ようやく起き上がって、歯磨きをしたり、顔を洗ったり、就寝の準備をする気力が出てきて、看護師さんの巡回も済み、写真の加工もして、こうしてブログを更新しています。既に消灯時間が過ぎてしまいましたね。


 そして、今日はもう一つ悲しいニュースを、「朝ズバッ」で詳細に見て、胸が痛みました。お母様の介護を背負い込み、疲れ果てた末に自ら命を絶った「しみチョロ先輩」。中学時代の報道委員会で1つ上の明るくて、優しい、笑顔しか見たことのない先輩でした。私は体操部に所属していましたが、記憶は確かではありませんが、途中で声楽部に誘われて、ミュージカルや合唱を一緒に文化祭でやったこともあったと思います。心からご冥福をお祈りしたいと思います。
by toco_tax | 2009-04-27 21:28 | 化学療法②
<< 病院との信頼関係 行方不明?ではないですよ! >>